テレビで嵐を久々に観た

夫が珍しく「ミュージックステーション」を録画していました。なんでも、好きなバンドが出演していたのだとか。それで休みの日の午前中、夫と3歳の娘と一緒にゴロゴロしながら観ました。そうしたら、その回に嵐も出ていました。

久々に嵐を観たな〜という気がしました。そして嵐におおはまりしていた、10年くらい前から5年くらい前にかけての日々のことが、脳裏に次々に浮かびました。

もちろん嵐はずっと、たくさんテレビに出続けていて、私が結婚したり出産したりしてテレビ自体をあまり見なくなったので「久々」と感じたのだと思います。

10年くらい前、私はまだ独身で、わりと忙しい職に就いていました。数年単位で県内各地に転勤しなくてはいけない職で、その年も私は、県境の山の中の小さな町に住んでいました。彼氏もいないし、転勤したてで女友達もいない。というか同じ年頃の女性が職場にはいない。気晴らしになるような大きな店どころか、コンビニもない。唯一あるのは午後七時閉店のスーパーのみという閉ざされた状況で、娯楽はテレビだけでした。

そのころ育休が明けて復帰してきた先輩の女性が、仕事の合間の世間話で「嵐が好き」だという話をよくしていました。嵐?あの五人組の?誰と誰がいたっけ…?と、当時の私はその程度の認識でした。20代だったけど、中高生のときからジャニーズにあまり関心がなかったので。

でもその先輩が「嵐は五人、すごく仲がいい」と言ったとき、「へえ〜」と思いました。

勝手なイメージで、こういう数人組のアイドルって、誰が一番か争っていてぎすぎすしているものだと思っていたのです。今思えばとんでもない偏見ですが。仲の良い五人とはどんなものだか見てみよう。軽い気持ちで嵐が出ているという深夜バラエティを録画してみたのが始まり。

坂道を転がり落ちるように、私は嵐に夢中になってしまいました。

嵐が出ている番組を全録画するのはもちろん、帰宅したらノートパソコンを開いてyoutube!過去の動画をすみからすみまで観ました。

それまで1000円の服一枚買うのもさんざん悩んでいた私が、ネットで嵐のCDやDVDをばんばん買うようになりました。

どんどん減っていくお金。でも幸せでした。

嵐のファンの人のブログにも夢中になりました。皆さんの感想や考察の面白いこと。好きすぎて、だいぶ実像から離れたような妄想を繰り広げている人も多かったですが、それも新しい世界で面白かった。

職場とアパートの往復だけだった毎日が、職場と嵐の往復になったように感じました。

二年後くらいに、私は県庁所在地のある都会に転勤になりました。忙しさは山の中にいたときの数倍になり、しかも人間関係も悪く、ストレスはMAXに。そんな中の癒しは、やはり嵐でした。しかも山の中にいたときと比べ、大型書店もCDショップもそこらじゅうにあります。

深夜に職場を出て、家までの途中で夜中まで開いている大型ショッピングモールに寄り、嵐が出ている雑誌を一冊、また一冊と買うのが日課になっていました。

通勤時間も長くなりましたが、その間ずっと、嵐の曲を聴いていました。

嵐がいたから乗り越えられた日々だったと、大げさでなく思います。

その後結婚と同時に遠方に引っ越すことになり、さすがに夫との暮らしの中に大量の嵐関連の物を持ち込むのはためらわれ、処分しました。テレビも観る時間そのものが減りました。当たり前だけど、嵐よりも夫と子供たちが大切です。

だけど、あの数年間…。すごく幸せだったなあ。そんなことを思い出した休日でした。

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